独学デザイン

定番の王道欧文フォントまとめ【ローマン体編】

こんにちは、デザイン勉強中のこら(@korasampo)です。

デザインの勉強をしていて、

「フォントってどうやって使い分けるのだろう?」

「とくに欧文フォントってたくさんあるし、
読み方分からないし、どう扱えばいいの…?」

フォント選びって結構重要なのに、どうしていいか分からないですよね。

 

そこで、王道の欧文フォントだけでも特徴を覚えてみよう
とTwitterで1日1フォントをつぶやき始めました。

だいぶ集まってきたので、ここでまとめてみたいと思います。

今回は
ローマン体編です。

ローマン体とは?

欧文書体のうち、字画の先端に装飾(セリフ)のついている書体のことを指します。

こういった書体のことを「セリフ体」とも呼びます、

歴史的には、古代ローマの碑文で用いられた書体を意識してデザインされた経緯を持ちます。

装飾性が高く古風な印象を出せることから、
格調高いイメージのデザイン、
伝統的でクラシカルな雰囲気
を演出したい場合に使用されることが多くなります。

Caslon キャズロン

1725年に誕生し、本文用の書体として高い汎用性を持ち、古くから愛されてきた。
落ち着いていて優雅な印象を与える。
※オールド・ローマン

[街中のキャズロン]
アメリカ独立宣言(本文で使用)
雑誌の本文によく使用されている

Garamond ギャラモン

1531年にフランスの活字彫刻師のギャラモンによって誕生。
イタリアのルネサンス様式に影響を受けている為、
クラシカルで高級、エレガントな印象を与える。
※オールド・ローマン

[街中のギャラモン]
ロクシタン
セシルマクビー

Times New Roman タイムズ・ニュー・ローマン

1932年英国のタイムズ紙が新聞の本文用に依頼して作られた書体。
長文の視認性・可読性に優れる。実装されている文字や記号の多さゆえ利便性に非常に優れる。
クセがなく、堅実な印象を与える。

[街中のタイムズ・ニュー・ローマン]
The TIMES(英国の新聞)

Bodoni ボドニ

1790年頃イタリアでローマ教皇からの依頼により作成された。
手書き文字の要素を排除した幾何学的な造形をし、モダンで優美な印象を与える。見出しやロゴタイプなど文字を大きく使う場面に適する。
※モダン・ローマン

[街中のボドニ]
レディーガガ『The Fame』のジャケット
ファッション雑誌や広告に使用例多数

Didot ディド

1790年頃フランスで誕生。
ボドニとよく似た幾何学的な、洗練されて優美なモダンローマンだが、
より鋭いヘアライン(直線のセリフ)によるコントラストが極端。
また、ボドニよりステム(骨組みとなる線の字画)が細いのも特徴。
※モダン・ローマン

[街中のディド]
VOGUE(雑誌)

Clarendon クラレンドン

1845年にイギリスの書体デザイナーにより制作。
スラブセリフ(セリフが太い)を持ちながらも、サンセリフのような現代的な印象も併せもつ。
様々な場面で使いやすい書体。

[街中のクラレドン]
SONY(ロゴのベース)
WELLS FARGO(アメリカの金融機関)

Rockwell ロックウェル

1934年に英国で誕生。
優しく安定感があり、親しみやすい印象を与えるため、子供向けの本などに使用されることがある。
スラブセリフ(セリフが太く四角い)を持つ代表的な書体の一つ。見出し向き。

[街中のロックウェル]
Hollywood Records(米国のレコード会社)
PLAY BOY(プレイボーイ)

Jenson ジェンソン

1470年頃ヴェネチアで誕生した書体を元に、
1996年にアメリカのブックデザイナーが制作。
字画のコントラストが弱く、手書きの風味を強く残す。
似たものにCentaur(セントール)という書体もあるが、こちらはジェンソンよりも骨格が細め。

[街中のジェンソン]
PIXAR ANIMATION STUDIOS(ピクサーロゴの一部で使用)

まとめ

よくみる、定番のローマン体はまだまだたくさんあると思いますが、
このあたりが覚えておくべき一般的なものとして挙げられるそうです。

ローマン体=装飾的で伝統的・クラシカルな印象のもの、というイメージでしたが、
その中でも装飾度合いや歴史の違いによって少しずつイメージが違いますね。

歴史的には、

ヴェネチアン・ローマン
(例:ジェンソン)

オールド・ローマン
(例:キャズロン・ギャラモン)

トラディショナル・ローマン
(例:ボドニ)

モダン・ローマン
(例:ディド)

とそれぞれの特徴を変えながら変遷していったようです。
(手書きの風合い→幾何学的に変わっていっている印象です。)

それぞれの特徴を活かしてフォント選びが出来るようにしていきたいですね。

 

参考文献
「となりのヘルベチカ」

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