こんにちは、デザイン勉強中のこら(@korasampo)です。
フォントってどうやって使い分けるのだろう?
とくに欧文フォントたくさんあるし、読み方分からないし、どう扱えばいいの…?
フォント選びって結構重要なのに、どうしていいか分からないですよね。
そこで、王道の欧文フォントだけでも特徴を覚えてみよう!
とTwitterで1日1フォントをつぶやき始めました。
となりのヘルベチカを読んで、欧文フォントに興味を持ったけれど、このままだともったいないので、少しずつツイッターに覚えたフォントをアウトプットしようかな〜と。#今日のフォント
というハッシュタグで少しずつ続けていきます💪— こら🌱未経験からデザイン独学中 (@korasampo) September 13, 2020
だいぶ集まってきたので、ここでまとめてみたいと思います。
今回は
スクリプト体編です。
スクリプト体とは?
主に筆記体のことを指しますが、大きくは手書きがベースの書体全般のことを指します。
特に日本においては可読性が低くなりがちなので、装飾的に使用されることが多くなります。
スクリプト体のなかでも、いくつかの分類に別れるので、
今回は分類別にご紹介していきたいと思います。
フォーマル・スクリプト
Snell Roundhand スネル・ラウンドハンド
17世紀後半のイギリスのレタリング名手の書体をベースに誕生した書体。
羽根ペンや金属ペンの肉厚な筆跡を元に作成されるフォーマルスクリプト体の一種。
待状や卒業証書などにおいて高貴で優雅な印象を与えるために多用される。
[街中のスネル・ラウンドハンド]
ラフルローレンのブラックレーベル
カリグラフィック・スクリプト
Zapfino ツァッフィーノ
1998年にドイツのカリグラファーによって発表。
書体を取り巻く環境が金型を扱う活字から写植、デジタルフォントへ移ることにより、
より手書きに近い、自由な造形が可能になったことで誕生することができた。
優雅な印象を与える。
[街中のツァッフィーノ]
カフェやレストランのメニューで多く使用されている
ジュアル・スクリプト
Brush Script ブラッシュ・スクリプト
1941年にアメリカで誕生。
MacOSの標準搭載フォントの為か、街中でのロゴやお菓子のパッケージ等様々な場所で目にする機会が多い。
筆書きをベースに作成されているという、カジュアル・スクリプトの特徴通り、太めでしっかりとした骨格を持つ筆記体である。
[街中のブラッシュ・スクリプト]
MacOSの標準搭載
ハンドライト・スクリプト
Comic Sans コミック・サン
1995年に発売されたWindows95搭載フォント。
発売当初、コンピューターで使用できるカジュアルなフォントが少なかったこともあり、
広く知られ、デザイナー以外の多くの人にも手軽に使用されることとなった。
アメコミに使われている吹き出し文字を参考に作成されている。
[街中のコミック・サン]
マイクロソフトのPCに搭載
ブラックレター・スクリプト
Fette Fraktur フェッテ・フラクトゥール
Amador アマドール
ブラックレターは、11〜12世紀中世ヨーロッパの
修道院などで使われた写本書体をベースに作成された書体。
カリグラフィを元に作られている為、太さと細さの差分が激しくデザイン性が高い。
「ゴシック体」と呼ばれることもあり、日本の意味とは違う為、注意が必要。
ドイツのイメージを付けたい場面で使用されることが多い。
[街中のブラックレター体]
ケーニヒスクローネ(洋菓子店)
まとめ
スクリプト体は個性的な書体が多く、これが定番かと言うと一筋縄にはそうとも言えないでしょう。
ただし、それぞれの特徴や分類を理解することで、デザインの際の使い分けがやりやすくなるのではないでしょうか。
個性的なフォントも、それぞれの特徴を活かして良いフォント選びが出来るようにしていきたいですね。
「となりのヘルベチカ」
https://www.korasampo.com/latin-font-sans-serif/
https://www.korasampo.com/latin-font-roman-type/